だから阪神は強い!いよいよ歓喜の瞬間へ Vロードを加速させた 頼もしすぎる「スーパールーキーの存在」
森下はクリーンアップの一角を務める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神がいよいよ、目指す〝アレ〟目前となっている。
先の広島3連戦をスイープで下し、9月は負けなしの8連勝を達成。優勝マジックを「5」とし、因縁の相手、原巨人と12日から本拠地甲子園で戦う。最短Vは14日となっている。
【動画】森下は10日の広島戦で6回に適時打をマーク、これで6試合連続安打と好調をキープしている
2008年シーズンは最大13・5ゲーム差をつけながらひっくり返された。当時とはメンバーも入れ替わり、今季の対巨人は14勝5敗(1分け)と圧勝しているチームではあるが、岡田彰布監督にとっても当時の屈辱はそう簡単に忘れられるものではないだろう。本拠地で原辰徳監督率いる巨人を下すことが、18年ぶりの大団円にはふさわしい舞台ともなりそうだ。
勝負の3連戦、活躍が期待されるのはすべてのナインに共通しているが、光っているのはドラフト1位ルーキー、森下翔太の存在にもある。「3番・右翼」で先発出場した10日の広島戦(甲子園)でも初回の第1打席は四球をしっかり選びチャンスメイクに貢献。さらに1点を追う6回一死二塁の好機には九里亜蓮のスライダーをしっかりと捉え、中前適時打をマークとこれで6試合連続安打とした。
さらに8回一死二塁で回ってきた第4打席はプロ入り初の申告敬遠を受けた。広島バッテリーが4番・大山悠輔との勝負を選択したことに現在の森下の勢いが浮き彫りになっている。