阿部巨人がV奪回に求められる強化ポイントは?球界OBから指摘された「外野手問題」「守護神問題」とは
大勢が復活できるかも注目ポイントとなりそうだ(C)CoCoKARAnext
巻き返しを誓う巨人で阿部慎之助新監督がいよいよ始動する。チームは10月14日の午前10時からジャイアンツ球場で秋季練習がスタート。その模様はCS放送「日テレジータス」で生中継される予定となっており、阿部新監督のナインに向けての「第一声」などにも注目が高まりそうだ。
【動画】9月21日に行われた阪神戦で大勢は9回に佐藤輝に2ランを許すなど、2被弾3失点でマウンドをおりた
また2年連続Bクラスに沈んだ巨人では、V奪回に向けて球界内からも様々な課題が指摘されている。
ヤクルトOBで守備の名手としても知られたヤクルトOBの宮本慎也氏は野球系YouTubeチャンネル「野球いっかん」に出演。12日に更新された動画内では今シーズンの巨人の戦いぶりを振り返った上で、来季に向けての課題に触れている。
まず今季、多くの選手が守った外野の布陣に関しては長野久義、丸佳浩、梶谷隆幸などベテラン勢の奮闘も認めた上で、これらベテラン勢が「(来季は)ずっとレギュラーで、という感じではない」と固定して戦える形ではなく、「打てる外野手も欲しい」と長打力を兼ね備えた外野手育成、補強の必要性を訴えた。
また同氏は今季、苦しいシーズンとなった大勢に関しても言及した。今春のWBCにも出場、世界にもその名をとどろかせたが、6月30日に右上肢コンディション不良のため登録抹消。再度一軍に昇格となった9月も失点を重ねた。特にシーズン終盤の9月21日の阪神戦(甲子園)では5点をリードした9回に登板すると一死も取れず、2被弾、3失点で降板と不安定な投球を見せていた。