50本塁打&80盗塁で阻止できる? MLB怪腕が大谷翔平のMVPを断言「つまらないかもしれないけど、毎年あげるべき」
MVPが間違いなしと見込まれる大谷。彼がいかに図抜けているかを現役スターが語った。(C)Getty Images
大谷翔平は、メジャーリーグ6年目となった23年を力強く駆け抜けた。投手として10勝5敗、打者としては打率.304、44本塁打、95打点と躍動。史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」をやってのけ、稀有な存在価値を世界に示した。
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シーズン終盤には右肘側副靭帯の損傷と右脇腹を痛めた影響で無念の欠場。その影響もあって、8年連続でポストシーズン進出を逃したエンゼルスに貢献しきれなかったのも事実だ。MLB公式ネットワーク局『MLB Network』の人気番組「High Heat」に出演するクリス・ルッソ氏は、先月に「私は彼を絶対にMVPにはしない」とまで言ってのけた。
もっとも、実際に大谷の偉才ぶりを目の当たりにしてきた現役選手は、MVP受賞が揺るぎないものであると強調する。現地10月18日に公開された米YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演したタイラー・グラスノーは「スタッツを見ても、合理的に考えれば、MVPはショウヘイ・オオタニしかない。彼は二刀流だから毎年MVP獲得する。議論の余地なんかない」と笑って話す。
「MVPが毎年ショウヘイになってつまらないという声もあると思う。でも比べてみて、どちらの選手が求められると思う? たしかにアクーニャのやってのけた40-70は特別だし、彼はすごいよ。
でも、オフェンスのスタッツだけで比較しても、盗塁こそ少ないけど、ホームラン数はショウヘイが勝っている。加えて彼には先発投手としての価値も加わる。四球も稼いでいる。だから議論の余地なしなんだ。ショウヘイに毎年あげるべきだね」