絶大なる評価の証左 争奪戦必至の山本由伸には300億超えの大型契約の見込み MLB公式サイトが報道
WBCでも快投を披露し、声価を高めた山本。その評価は天井知らずだ。(C)Getty Images
今オフにメジャー移籍が囁かれる日本球界屈指の怪腕に熱視線が注がれている。
現地11月1日にワールドシリーズ第5戦が行われ、レンジャーズがダイヤモンドバックスを5-0で撃破。通算対戦成績を4勝1敗として球団史上初となる“世界一”に輝いた。これによってメジャーリーグは2023年の全日程が終了。2日(現地)からは現行契約が満了となるフリーエージェント(FA)選手たちが出るため、各球団の強化がいよいよ本格化していく。
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あらゆる交渉解禁に伴って、注目を集めるとされているのが、山本由伸(オリックス)だ。今オフにポスティングによるメジャー移籍が有力視される25歳は、今季に史上初となる3年連続での投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振)を達成。さらに先月30日には、金田正一氏以来65年ぶり2人目の3年連続の沢村賞を手にした。
文字通り日本球界最高で最高の右腕は“野球の本場”でも垂涎の的となっている。現地11月1日にMLB公式サイトは、「ヤマモトは2億ドル以上の契約で合意するか?」と銘打った記事を掲載。アメリカのベテラン記者たちによる推察を紹介している。
記者たちの見立てはいずれも目が眩むようなビッグオファーが居並んだ。米スポーツメディア『The Athletic』のジム・ボウデン氏は「7年2億1100万ドル(約317億8000万円)」という長期契約込みの予想を展開。さらに同メディアのティム・ブリットン氏も7年2億300万ドル(約305億8000万円)と予想し、「25歳のヤマモトと契約するためにオリックスに支払うべきポスティング費用を含まない金額だ」と高い評価を記している。