「めちゃくちゃバランスが良かった」谷繁元信氏&石井琢朗氏が語る98年の「最強横浜」の真実
現在はDeNAでチーフ打撃コーチを務める石井氏(C)CoCoKARAnext
25年ぶりのリーグ優勝へ向け、交流戦も首位争いを繰り広げるなど今季は多くの解説陣が優勝候補に挙げるDeNA。そんな注目チームの「最後の優勝メンバー」である谷繁元信氏と石井琢朗氏が昨年、YouTubeチャンネル「名球会チャンネル」にて、当時のチームの秘話を明かしている。
DeNAが最後にリーグ優勝を果たしたのは、1998年の横浜ベイスターズ時代。両氏ともに「最強だった」と口を揃える当時のチームで、特に象徴的だったのが「マシンガン打線」だ。
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谷繁氏が「めちゃくちゃバランスが良かった」と話す当時の打線が以下の通り。※()内はシーズン終了時点での打率
1番 石井琢朗(.292)
2番 波留敏夫(.298)
3番 鈴木尚典(.328)
4番 ローズ(.369)
5番 駒田徳広(.291)
6番 佐伯貴弘(.309)
7番 進藤達哉(.286)
8番 谷繁元信(.295)
「1、2番は足があっていろいろな動きができ、3番の尚典は広角に打てる。4番のローズは3割以上打つし、得点圏打率もめちゃくちゃ高い。駒田さんもバットコントロールがうまく、いやらしいバッティングをしますし、6番の佐伯もつかみどころのないようなバッティングをする。7、8番には僕か進藤さんが入りましたけど、僕ら2人で100打点近くあった。もう最強ですよね」(谷繁氏)
このほか「最強守護神」の佐々木主浩氏をはじめとする投手陣の左右バランスも良く、代打には川端一彰氏や荒井幸雄氏が待機。まさに最強布陣といえる面子がそろっていた。