令和初のコロナ甲子園が生んだ超「投高打低」!新ルールには課題山積

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 東海大相模(神奈川)の優勝で幕を閉じた令和初の第93回選抜高校野球。新型コロナウイルスの対応、球数制限による影響が注目された大会でもあった。多くの課題が浮き彫りになり、大会本部は「トータルで考えて今後に生かしたい」と振り返った。さまざまな角度から大会を総括したい。

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議論されるべき「1週間で500球」という球数制限 大会ナンバーワン投手がわずか31球で緊急降板
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◆同地区初戦3カード中2校がリベンジ
昨秋地区大会の対戦した3カードが甲子園初戦で激突。優勝候補同士がぶつかり合った智弁学園-大阪桐蔭は70年ぶりに近畿勢の対決。昨秋近畿決勝に続いて智弁学園が勝利したが、他2カードは勝敗が逆転。昨秋関東大会準々決勝で東海大甲府に敗れた東海大相模は系列校対決を制した勢いにも乗り、「関東第6代表(最後の1枠)」から頂点まで駆け上がった。

東海大相模○3-1東海大甲府
【昨秋関東大会準々決勝 ●1-2】

福岡大大濠○2-1大崎
【昨秋九州大会決勝 ●1-5】

智弁学園(奈良)○8-6大阪桐蔭
【昨秋近畿大会決勝 ○7-3】

 今年の組み合わせ抽選会は、コロナ禍によるオンライン方式で開催。例年は準々決勝まで同一地区対戦がなかったが、各校主将がオンライン参加だったため、長時間の待機や負担を減らすため、同県を逆ブロックにする以外はフリー抽選とした結果、同地区対戦が3カード生まれる結果になった。





◆投高打低
 春は「投高打低」といわれるが、好投手が多かった今大会は例年以上だった。初本塁打は13試合目と、金属バット導入後(75年)では最も遅い。合計9本塁打で18年ぶりの1ケタに終わった。コロナ禍で練習が制限され、調整が難しく、打撃面に大きな影響が出たとみられる。また開幕1週前に行われる抽選会が、コロナ禍で1カ月前に実施され、各校は映像やデータを集めて十分対策を練ることができたようだ。

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