運命のいたずらか センバツで嫌でも注目を集めてしまう問題の対戦が実現へ
厳しい見方をすれば、32校の出場校中、最も下馬評が低いのが只見だろう。その只見を大垣日大にぶつけた、という見方が生まれてしまうのは、残念ながら必然の流れなのかもしれない。
感染対策のため、今大会の抽選はオンラインで行われた。2校出場する東京、大阪、広島、和歌山、福井、福島の12校は決勝まで対戦しないようにゾーン分けし、それ以外の20校はフリーに抽選が行われた。公正さを疑う余地はないのだが、大垣日大の選出についての追求に口を濁し続ける高野連のかたくなな態度を見せられてしまっては、不満を抱くファンにはその結果にさえ口を出したくなってしまうのだろう。
周囲が騒げば騒ぐほど、余計なプレッシャーを抱えさせられるのは出場する球児たちだ。夢舞台でのプレーだけは、悔いの残らない全力プレーをただ望みたい。そして雑音を吹き飛ばす、喝采が止められない試合を見せつけてほしい。番狂わせが起こるのも、野球という球技が持つ魅力の一つ。良くも悪くも注目を集めることとなった一戦、余計な口を挟む外野ほど目を凝らして凝視するべきである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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