SB近藤健介加入の「副作用」?球界OBが指摘する2023年版オーダーの「課題」とは
(C)Getty Images
ソフトバンクは3季ぶりのペナント制覇、さらに日本一奪還に向け、ここまで積極的な補強を続けている。
昨シーズン終了後、DeNAからフリーエージェント(FA)となった嶺井博希が加入。さらに12月には今オフのFA市場の目玉でもあった近藤健介を獲得。今年に入り、無所属となっていた元レンジャーズの有原航平の入団が発表された。各ポジションで頼もしいばかりの実力者が、新たにチームの一員となった。
【関連記事】SB近藤 「優勝請負人」となれるか 早くもささやかれる「2つの火種」
特に、球界屈指のバットマンである近藤の他、メジャーからの新助っ人であるアストゥディーヨが加わった打線は、さらに厚みを増すことが確実。昨季、チーム打率、総得点はリーグトップをマークしており、2023年もその攻撃力は他球団の脅威となることも間違いない。
だがその一方で、新戦力により野手陣が充実していくことで、これまでのレギュラーや有望な若手選手の出場機会が減少することも予想されており、ある球界OBはこの点を問題視しているようだ。
現役時、大洋(現DeNA)の主力として長年に渡り活躍した高木豊氏が自身のYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』を1月12日に更新、その中でソフトバンクの開幕オーダー予想を行なっている。
高木氏は開口一番、「難しいわ」とコメント。
その理由として「コンちゃん(近藤)が入ったこと」として、その上で「(これまでのレギュラー)が一人浮いてくる」と続けた。さらに選手層が厚いことを指摘しながら「ピッチャーとの相性だとか、(相手投手の)右・左だとか、そういうことで代えていってチャンスを与えていくしかないのかな」として、打線を固定することが困難であると述べた。