「いきなり表彰台もあるのでは」角田裕毅の日本GPは“地の利”十分 一方で母国ゆえの重圧を不安視する声も「スズカはトラップだらけ」
さらに、「もしそれが実現するとすれば、それはやはりこの母国レースしかないだろう」として、角田にとっての“地の利”を強調する。ヴァランタイン記者は、「理想論に聞こえるかもしれないが、ツノダは本当に鈴鹿で多くの時間を過ごしてきた。今週公開されたスポンサー動画の中でも『自分がシングルシーターキャリアで最も走ったサーキット』と語っていたほどだ。そのことが、レッドブルへの適応を助けてくれるはずだ」などと期待を寄せている。
またその一方で、厳しいレースになると予想するのはオリバー・ハーデン記者だ。「ユウキ・ツノダは少なくとも1度クラッシュしQ1敗退」と見込んでいる。
その理由としてハーデン記者は、「レッドブルがいかに軽く見せようとしても、ツノダにはここで良いスタートを切るというプレッシャーが確実にかかっている」と指摘。角田が熟知したコースとはいえ、「S字やデグナー、最終コーナーといったグラベルトラップだらけのスズカ・サーキット」という母国レースでの重圧が負担になると説きながら、「レッドブルがこれまでツノダを評価してこなかった理由として、彼の気性の荒さを挙げていたのはよく知られている。その彼らの直感は、残念ながら鈴鹿で証明されてしまうだろう」などと論じている。
ついにトップチームのシートを得た角田の初戦、期待と不安など様々な反応が上がっている中、果たしてどんな走りがみられるか。2025年日本GPの注目度は、はやくも最高潮に達しつつある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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