「レースを難しくしてしまった」角田裕毅、タイムペナルティを受けるも10位を死守 ホーナー代表は結果を称賛「ポイントを守り切ってくれてよかった」

角田がポイントを死守したのは評価されるべきだろう(C)Getty Images
F1第6戦マイアミGP決勝が現地時間5月4日(日本時間5日)に行われ、レッドブルの角田裕毅は10位入賞を果たした。レース途中、角田にタイムペナルティを受けるも、ポイント圏内のポジションを守り抜きフィニッシュを迎えている。上位ではマクラーレン勢が強さを見せ、1-2フィニッシュを飾った。オスカー・ピアストリが4勝目を挙げている。
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予選10番手からスタートし、中団でレースを続けていた角田は28周目のピットインの際、速度違反で5秒のペナルティが課せられてしまう。そこから10位で走り続け、終盤には11位で追い上げるレーシングブルズのアイザック・ハジャーと1ポイントを懸けての争いに。最後は角田がハジャーに5.168秒の差をつけ逃げ切り、10位の座を死守した。
レース後、マイアミGPの内容について振り返った角田のコメントが、英メディア『F1 PITPASS.com』の中で伝えられている。
ピット時、タイムペナルティを受けたことで、「レースをかなり難しくしてしまった」と話す角田は、終盤のハジャーの追い上げについても、「元チームメイトは残り数周で僕のレースを楽にするようなことはまったくしてくれなかった。アイザックはペースを大きく上げてきて、僕もかなりプッシュしていたけど、彼は何度も追い上げてきた」と回想している。
さらに、「ポイントを取れたのは嬉しいけど、自分のペースには満足していない」と評し、マシンやチームの課題も残っていると説きながら、「このレースでは自分にできるすべてをやった。今出せる限界の力を出した」と心境を吐露。また次戦以降に向けては、「周を重ねるごとにクルマには自信を持てるようになってきているし、これからもっとパフォーマンスを引き出せるはず」とポジティブな言葉を並べている。