井上尚弥から喫した衝撃TKO 怪物の拳で変わったフルトンに集まる賛辞「誰もが立ち直れるわけではない」
心身ともに進化を遂げたフルトンに対しては、母国内でも声価が高まっている。米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』の取材に応じた元WBA&IBF世界スーパーウェルター級統一王者のジュリアン・ウィリアムズは「偉大さを感じさせられる」と強調。同じフィラデルフィア出身の“後輩”を称えた。
「とても誇りに思う。彼は必要な時に、必要なすべてをまとめた。ボクシングの達人のようだったね。今回はアンダードッグだったが、今受けている以上の称賛を受けるに値する」
さらに井上戦でのショッキングな敗戦から立ち直った姿を「誰もが立ち直れるわけではない」と強調するウィリアムズは、「すべてのスポーツ、そして人生は勝ち負けの連続なんだ」と論じた。
国内でも評価を高め、ふたたびトップ戦線に躍り出たフルトン。井上との激闘から刺激を得た30歳は、ここからどのような戦いを繰り広げるか。その行方に興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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