台本なしの岡田語録が面白すぎる!阪神18年ぶり優勝をもたらした「言葉の力」
前もって練りに練った談話ではなく、その時、胸中に浮かんだ言葉をそのまま伝える。だから人々の胸に響く。誰もがそう実感したのは優勝決定後の監督インタビューです。岡田監督は聞き手の問いかけに一つ一つうなずきながら、答えていきました。台本のないやりとりに、視聴者も引き込まれていきました。
「今日で『アレ』は封印して、みんなで『優勝』を分かち合いたい。『アレ』は優勝までだったんでね。日本一は決めてないんですよ。何かいい言葉があったら教えて欲しい」
ファンへの異例の呼びかけに、誰もが笑顔になりました。
そしてその“破壊力”は数字にも表れています。
サンテレビで生中継された同戦の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ)は、関西地区で20.8%を記録。瞬間最高視聴率は実に29.0%をマークしました。
「驚きです。『プロ野球は数字にならない』が令和のテレビ関係者の“定説”でしたが、阪神フィーバーが全て吹き飛ばしてしまった(笑)。マーケティングリサーチを駆使する大手局ではなく、ただひたすら阪神一筋で放映してきたサンテレビに幸運が舞い込むというのもファンにとってはうれしいことです」(放送関係者)
岡田阪神が地元のフィーバーも追い風に、CS、それから日本シリーズへと、歩みを進めていきます。そのコメントにもファンの注目が集まりそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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