井上拓真へ八重樫東の助言「兄・尚弥と同じである必要はない」
12月30日に大田区総合体育館で行われたWBC世界バンタム級暫定王座決定戦。同級2位のペッチ・CPフレッシュマート(タイ)と、同級5位の井上拓真(大橋)による一戦は、判定勝ちで井上拓真選手が念願の世界王者に輝いた。
井上尚弥、井上拓真の兄弟と同じ大橋ボクシングジムに所属し、世界三階級制覇、現在四階級目の制覇を目指している八重樫東。この日は、テレビの解説でリングサイドから同門後輩の一戦を観戦。
試合終了後、大橋陣営の控室にスーツ姿で現れると「良かったねぇ~」と井上拓真をねぎらった。
そんな八重樫東に、この日の一戦について、また井上拓真と言うボクサーの魅力について聞いた。
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この日の一戦について聞くと「ベルトを獲れた事が全て。内容についてはまだまだ課題はあるけど、今日の一番の収穫はとにかくベルト。その目的は果たせた」と同僚の世界タイトル獲得を評価。
凄まじい世界最強の男、井上尚弥を兄に持つ井上拓真。常に兄と比較されてきた。
兄・井上尚弥も「兄弟なんでみんなから同じように見られがちだけど、ボクシングのスタイルとか色が違うんで」と語るように、八重樫もそれを強調する。
「拓真は兄・尚弥と違って、拓真の色がある。同じようにならなくて良いと思うんで、自分の色があるチャンピオンになってほしい。井上拓真にしかないボクシングをして行って欲しい」
「兄の後ろを追いかけていくのも大事だけど、(世界王者と言う)同じ立ち位置にたったので、自分で自分の道を歩いて行って欲しい」
と、今後への課題にも言及。