MVP争いに光明!? 大谷翔平の故障で米メディアが思わぬ意見を主張「オオタニの欠場が長引けば可能性が開けてくる」
今季も投打で異次元の活躍を続けている大谷。彼の故障はそれだけで小さくない話題となる(C)Getty Images
夢の祭典を前に快進撃を続けてきた大谷翔平(エンゼルス)の状態が不安視されている。
去る7月4日(現地)に行なわれたパドレス戦に「リアル二刀流」で先発した大谷は、投手として5回(86球)を投げて5失点で降板。打者としても9回に代打を送られ、試合からのお役御免となった。
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試合後に「最後の方はやっぱり厳しかった」と明かした本人は、前回登板で爪が割れた影響と今回の登板中にマメが潰れた結果が自身のパフォーマンスの低下につながったと振り返り、試合中は「力が入らなかった」とも語った。
今季は開幕から好調を維持し、打っては本塁打王争いでアメリカン・リーグトップを独走するなど快調に飛ばしてきた大谷。翌日(現地5日)のパドレス戦には「3番・指名打者」で先発したものの、4打数ノーヒットといずれも精彩を欠く打席内容に終始した。
来週11日(現地)に行なわれるオールスターに向けては、本人が「投げない方向でいくとは思います。ちょっと、無理なので」と登板の可能性を否定。これを受けてエンゼルスを率いるフィル・ネビン監督は「必要ならもう少し時間をあける」としたうえで、オールスターブレイク明けの先発マウンドを示唆した。
試合に出られないほどの状態ではない。とはいえ、今季にほとんど休みなく連戦を続けてきた大谷だけに、蓄積疲労を含めたコンディション面の問題は懸念されている。こればかりは無理をせず、万全の状態にまで回復してもらうのを願うほかにない。