「リリーフが不安すぎる」今季も低迷が囁かれる原巨人の不安要素を球界OBがズバリ「一番の問題は投手陣」
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新たな年を迎え、春季キャンプが少しずつ近づいている中、巻き返しが期待される巨人の先行きを不安視する声が聞こえている。
2シーズン続けてヤクルトにペナントをさらわれた上、DeNA、阪神の後塵を拝する形となり、5季ぶりのBクラスに終わった昨年は、12球団ワーストとなるチーム防御率3・69という数字が示すように投手陣の不調が目立った。戸郷翔征、菅野智之の2本柱も二桁には届いたものの、計22勝と白星が伸び悩んだ。また、ルーキーとして初勝利を記録した赤星優志、山﨑伊織といった若手もシーズンを通してローテ定着とはならず、メルセデスやシューメーカー等、助っ人外国人も思うように勝ち星を稼ぐことが出来ずに終わっている。
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今オフ、投手では他球団からの補強も無く、去年まで在籍していた外国人投手は全員がチームを去っている。チームの巻き返しのためには投手陣の再建が大きなポイントであることは言うまでもないが、現状ではポジティブな要素が見当たらないことも確かだ。
当然、球界OBからも新シーズンへ向けた巨人投手陣の先行きには、厳しい意見が寄せられている。
現役時、千葉ロッテの捕手として活躍し2度の日本一にも貢献した里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』を1月1日に更新、「【日本一早い順位予想】2023年セ・リーグの台風の目はこの球団!あなたはどこが優勝すると思いますか?」の中で、今季の巨人ピッチングスタッフに自身の見解を述べている。
里崎氏は今季の巨人の順位を昨年よりもさらに低い5位と予想しており、その理由として「一番の問題点は投手陣」と指摘。さらにここまでのオフの動きをみながら「投手陣の改革が外国人次第というのはちょっとキツイ」とピッチャーの補強が外国人のみであることに懸念を示している。