アジアロードレース選手権で22歳の埜口遥希選手が事故死 二輪レースは危険と常に隣り合わせ

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 ライダーは胸部プロテクターと脊椎パッドの装着をしているほか、近年では世界選手権レースでライダー用エアバッグの着用を義務化されるなど安全対策は施されている。2019年に国際交通安全学会誌で発表された「鈴鹿サーキットにおける安全対策と救急体制」の論文によると、エアバッグを装着し、作動したライダーが頭部、顔面、頸部、頚椎を負傷する確率は非装着、非作動と比べて7%下がっているとのデータがある。

 ただし、サバイバルセル、ロールケージ、ヘイロー、HANSデバイスなど選手を安全装置で厳重に覆う4輪レースと比較すると相対的に危険性が高いのは否めない。

 今回の事故も埜口選手を含む2台が転倒し、その直後に後続のライダーと埜口が接触したという。将来を嘱望されていた選手で、18日にはモビリティリゾートもてぎで全日本ロードレース選手権第5戦に参戦するライダーやチーム関係者が黙祷を捧げた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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