日本ハム ノンテンダー問題 稲葉GMの「再契約も考えていた」発言で波紋 果たして「誰得」?
日本ハムの稲葉篤紀GMは31日、ノンテンダーFAとした秋吉亮投手(32)が独立リーグの「福井ネクサスエレファンツ」入りしたことを受け、「もちろん再契約も考えていた。ノンテンダーとはそういう意味ですし。ただまとまらなかったということ」と発言。ネット上ではこれらの発言に再び波紋が巻き起こっている。
球団はノンテンダーFAを昨年11月に秋吉、大田、西川の3選手に通告する際に、他球団との交渉がまとまらなかった場合は「再契約もありうる」とコメントしていた。その発言を受けての今回の稲葉GMの発言となったが、これには「本当に再契約を考えていたのか」「球団は冷たすぎる」と球団側の姿勢を疑問視する声もネット上では多く見られた。結果として秋吉が独立リーグ入りを決めたことで、単なる戦力外通告で「救いの手」は実際にはなかったのではないかというのだ。
日ハムは秋吉、大田泰示外野手(31)、西川遥輝外野手(29)3選手に昨年11月にノンテンダーFAを通告。3選手とも海外、国内などのFA権を保有。仮にFAを宣言した場合は高額年俸だったことから、人的補償や金銭補償が生じるとあって、球団側は「選手の権利を尊重」して保有権を外すことで、移籍のハードルを下げたという言い分だった。
これには新庄監督も同調、補強等に関してはフロントに任せてあるとしながらも、昨季のファンフェスティバルでは「良かったんじゃないですか。好きな球団に自由に行けるので」と球団の意見を後押ししたこともあった。