野球界の宇宙人は3種類!新庄タイプ、糸井タイプ、大谷タイプ
プロ野球界では「宇宙人」という言葉がたびたび使われる。型破りな言動やパフォーマンスで知られる日本ハム新庄剛志監督も「宇宙人」と呼ばれる1人。球界復帰し「監督でなくビッグボスと呼んで」などの珍発言連発で、またもファンを喜ばせている。
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「宇宙人・新庄」の名付け親は、阪神時代に師弟関係にあった野村克也監督。当時選手だった新庄は、敬遠球をサヨナラ安打にしたり、「ジーンズが似合わなくなる」と下半身トレーニングを拒否したため「理論がまったく通じない。目立ちたがり屋の宇宙人」と野村監督をボヤかせた逸話がある。
新庄の後を追うように数々の「宇宙人」が登場した。阪神糸井嘉男、ソフトバンク柳田悠岐らが活躍とともに不思議な言動でも話題に。今年に入ると、二刀流で大活躍したエンゼルス大谷翔平も「宇宙人」と米メディアから呼ばれるようになった。
そもそも「宇宙人」はどういう意味か。辞書を引くと「地球以外に生息するとされる知的生命体」という意味のほか、比喩的に「常識から外れていて意思疎通の難しい人」という意味もある。
野球界の「宇宙人」メンバーを見るとそれぞれタイプが違い、ひとくくりにはできない。日本ハムにゆかりのある選手でたとえれば、大きく3タイプに分類できそうだ。
① 劇場型宇宙人「新庄タイプ」
② 天然系宇宙人「糸井タイプ」
③ 称賛型宇宙人「大谷タイプ」
①新庄の常人離れした言動や行動は、サービス精神からくるもので、実は計算されている。プロ意識が高く、常に周囲から見られていることを考え、従来のプロ野球選手がやらないようなアプローチで、注目を集めさせる。ふざけているように見せて、人を決して悪く言わず、内容は常にポジティブ。「新庄なら何かやってくれそう」というワクワク感。超一流のエンターテイナー宇宙人を演じている。