ペナントレースも終盤!各球団の「お家事情」から見る監督問題とは

タグ: 2021/10/7

 Bクラスで唯一安泰とみられるのが、最下位に沈むDeNAの三浦大輔監督だ。2年契約の1年目。今季は新型コロナの影響で外国人の入国が大幅に遅れたことが響き、開幕から2分けを挟んで6連敗と出遅れ。情状酌量の余地は大いにある。

 他2球団は微妙な情勢か。中日の与田剛監督は3年契約の最終年。一部でOBの立浪和義氏が後任監督候補に浮上とも報じられた。広島の佐々岡真司監督は1年ごとの契約と伝えられ、今季が2年目。東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンに12球団最多の4選手を輩出しながら、チーム成績が一向に上がってこない。

 パ・リーグは首位オリックスの中嶋聡監督が1年目。昨季最下位からの躍進を考えても続投は確実だ。ロッテの井口資仁監督は昨オフに契約更新し、今季は2年契約の1年目。2年連続で優勝争いを繰り広げ、こちらも続投が規定路線だ。

 3位楽天の石井一久監督は、GMとの兼任で1年目。とはいえ、全権監督だけに責任は重たい。特に今季は田中将大を復帰させ、優勝候補の一角にも上がっていた。外国人選手がことごとく外れてしまい、編成面の責任を問われても仕方ない。

 ソフトバンクの工藤公康監督は2年契約の2年目。2015年の就任以来、3度のリーグ優勝、そして5度の日本一と常勝軍団と呼ぶにふさわしい実績を残してきた。その一方で、日本シリーズ4連覇中のチームがプレーオフ進出さえ逃すこととなれば、責任を問う声が浮上してくる可能性はゼロではない。

 抱えたお家事情はそれぞれ。残り少ないレギュラーシーズンの試合内容はもちろん、ポストシーズンでの戦いぶりも含めて、各球団のフロントは来季の構想へ頭を悩ませることとなる。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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