“最大の恐怖”を克服し「僕は大丈夫だ」 ド軍25歳右腕を指揮官も信頼「彼が対処できると確信している」

打球が直撃したミラーがブルペンで投球を再開した(C)Getty Images
ドジャースのボビー・ミラーが現地時間2月20日(同21日)のカブスとのオープン戦で打球が頭部を直撃して以来、キャンプ地のブルペンで投球を再開している。
【動画】171キロの打球が頭部直撃した恐怖の瞬間 ミラーが倒れ込む
ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、ミラーが「ピッチャーに打球が当たるビデオが流れるたびに、僕はそのビデオを見ることができなかった」というが、「あの事件が起きてから、それを見ることができた。怖かったけど、もう大丈夫。僕は大丈夫だ。それを経験したことで、怖さはなくなったんだと思う」と話し、同メディアは「今では克服し、先に進む準備ができている」と伝えた。
打球が当たった直後はアドレナリンが出ていたという右腕。「転倒して、自分が何を感じようとしているのかよくわからなかった。すぐには感じなかった。気絶もしなかったし、視界も失わなかった。ただ、こめかみや後頭部、あるいは正面に当たらなくて良かった」と、不幸中の幸いだったと振り返った。
「ライナーを頭部に受けるのは、僕の最大の恐怖のひとつだったんだ。意外なことに、思っていたほどひどくなかった。打ちのめされたような感じだったけど、無事に歩き切ることができた。すぐに復帰できるといいね。もっと悪くなっていたかもしれない。本当に感謝している」と、すでに前を向いている。