メジャーで禁断「暗黙のルール」破り!新庄もトラウマに・・・
日本のプロ野球も例外ではない。代表的なのは、01年5月22日の巨人対ヤクルト戦。8-1とリードしたヤクルト藤井秀悟投手が9回表2死三塁の打席でフルスイング。一塁に全力疾走して遊ゴロとなった。ベンチに帰る際や、その裏にマウンドに上がる際、巨人ベンチから「野球を知ってんのか」などと痛烈なヤジを浴びた。動揺した藤井は涙ぐみ、本塁打、連続四死球を与えて1死も奪えず、完投目前で降板した。翌日、巨人ベンチに謝りにいこうとしたが、若松監督から「お前は何も悪くない」と止められた。「僕が暗黙のルールを知らなかった」と入団2年目の藤井は肩を落とした。
暗黙のルールには、いわゆる「武士の情け」のような意味合いが含まれる。大量の点差がつき、すでに勝敗が動かないようなケースで、勝っている側がバントや盗塁をしない、積極的に点差を広げようとしない、などなど。相手のことを考え、死人にムチ打つような行為はやめましょう、というルールブックにないマナーだ。
やられた側は許さない。個人単位でなく、チームをあげて「暗黙の報復行動」に出る。打者への死球を指示され「よけづらい太ももを狙え」などと具体的に言われた投手もいる。報復合戦になって、よく起こるのが乱闘。「乱闘では全員がベンチから出て参加しないといけない」という、よくわからない暗黙のルールもある。
野球規則を破ればペナルティーで済むが、暗黙のルールを破れば痛い目に遭う。プロの世界に入った選手は、表と裏のルールを学ぶ必要がある。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
悩める中田翔、「救世主」となるのは、あのメジャーリーガーだ!
巨人小林誠司が二軍でも21打数無安打 ネットでは「一軍へ戻して」の「署名運動」も
コロナ不倫解雇の清田に里崎氏、球界OBが続々エール!気になる「キヨ」の反応は・・・