メーカー戦争が再び激化 2026年から「キャデラックF1チーム」のF1新規参入が正式に承認

F1チームの新規参入は2016年のハース以来だ(写真はイメージ) (C)Getty Imaes
国際自動車連盟(FIA)は3月7日、米国自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のF1ワークスチーム「キャデラックF1チーム」が11番目のチームとして2026年からF1に新規参入することが正式に承認されたと発表した。GMは2028年から新レギュレーションのパワーユニット(PU)を供給する予定で、27年まではフェラーリのPUを搭載する。F1チームの新規参入は2016年のハース以来となる。
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FIAからは2023年1月2日にFIA会長から「F1世界選手権への新規参戦を希望するチームに対する関心表明プロセスの開始を検討するようFIAチームに指示した」との声明を発表してからこれまでのプロセスの詳細も明かされた。
まずは7団体から関心表明があり、その後、3団体を候補を外れた。23年5月にはFIAから候補の4団体に招待状が送られ、同年10月に「アンドレッティ/キャデラック」がすべての重要な点で適用基準を満たした。
ただし、24年1月には既存の全10チームから同意が得られず、いったんは白紙状態となったものの、アンドレッティ側がチームの経営から退き、GMのワークスチームに体制が一新すると、F1の商業権を統括するFOM(フォーミュラワン・マネジメント)から同意を得られ、参入が認められた。