「痛すぎる!」守護神エステベスまたも粘れず エンゼルスに「魔の9回」再び 悪夢の7連敗にファンからも悲痛な声
9回に逆転の二塁打を許したエステベス(C)Getty Images
エンゼルスは現地時間8月7日(日本時間8日)に本拠地で行われたジャイアンツ戦に3-8の逆転負け。1点リードで迎えた9回に登板した守護神カルロス・エステベスの乱調が誤算だった。
勝利まであと一歩だった。チームは試合前まで6連敗、何としても連敗を止めるべくナインは必死に戦った。「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は初回の第1打席に中前打を放つなど、この日はマルチ安打を記録。初回の中前打後には二塁を陥れ、シーズン15盗塁を記録。勝利に向かう姿勢を懸命に示した。
【動画】痛すぎる!9回無死一、二塁から守護神エステベスがベイリーに逆転の二塁打を許した場面
チームは6回先頭の大谷の二塁打を足がかりに一時は逆転。再び追いつかれるも7回一死三塁でルイス・レンヒーフォが右前適時打を放って、3-2と再び逆転に成功していた。
しかし9回からマウンドに上がった守護神エステベスが粘れない。安打と四球でいきなり無死一、二塁のピンチを招くと、この日当たりが出ていたパトリック・ベイリーに左翼線に運ばれ、適時二塁打を浴び、4-3と逆転を許す。さらに一死ニ、三塁からもマーク・マティアスに適時打を浴びた時点でエステベスは降板となった。その後を継いだアーロン・ループもジャイアンツ打線の勢いを止められず、この回6失点。勝利目前だったところを終わってみれば3―8と大敗、試合後のナインは呆然とした表情を浮かべ、チームにとっても今季ワーストとなる7連敗と勝負どころの8月で1勝もできず、厳しい戦いが続いている。
エステベスは8月3日(同4日)のマリナーズ戦でも2点リードで迎えた9回一死から逆転満塁弾を浴びたばかり。開幕から23連続セーブとチームを支えてきたが、ここにきて2試合連続セーブシチュエーションに失敗しているとあって、状態が心配されている。9回のこの衝撃的なシーンにはSNSを通じて日米のファンからも「痛すぎる!」「今日は勝てたと思ったのに…」と悲痛な声が上がっている。