「カープ野球健在というね」首位阪神に2・5ゲーム差 混セの主役は新井カープか 快進撃続く「理由」を球界OBが解説
さらに野手で高木氏が注目したのは「田中広輔が良くなった」。4日の阪神戦でも3ランを放つなどプロ10年目の34歳のベテランが息を吹き返したことで、チームに活性化をもたらしたと見る。
田中がレギュラーに復帰したことで、二塁手菊地涼介との二遊間コンビも復活。「ここらへんがやっぱりいいね」と高木氏。最近は小園が昇格したことにより、三塁を守ることが増えている田中だが、内野守備に安定感を与えているとも指摘した。
さらにチームはここまでに38盗塁を記録。俊足の選手も多く、得点につなげる大事なキーポイントともなっている。
古くは高橋慶彦氏やトリプルスリーも達成した野村謙二郎氏、金本知憲氏など、足を絡めた攻撃はチームの伝統ともいわれるだけにこの点についても「カープ野球健在というね」と伝統が今のチームにも引き継がれているとした。
元々先発ピッチャー陣は良いだけに、夏場以降も安定した戦いを高木氏は予想した。
指揮官1年目のシーズン、開幕前から「胸を借りるつもりで、チャレンジャー精神でぶつかっていきたいと思います」と謙虚な姿勢を崩さなかった新井監督が堂々とペナント争いの主役に躍り出る日も近そうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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