コロナ禍に揺れる移籍市場 来シーズンは何人の日本人選手がメジャー挑戦を叶えられるのか
投手でいえばFA選手の中で最上位にランクされるレッズのトレバー・バウアーの行方が決まっていない。既に米国はクリスマス休暇が目前。このままバウアーでさえも去就先決定が越年を迎えそうな気配だ。
市場の原理が強く働くメジャーのFA市場では、ランキング上位の選手から行き先が決まっていく。例えば先発投手の補強が優先のチームなら、まずはみんながバウアー獲得を検討する。そして競争の末に、バウアーが巨額の契約をまとめる。その金額が、そのオフの一つの指標とみなされ、バウアーを逃した他球団は2番手投手へ手を伸ばす。2番手投手が市場から去れば、3番手以下で検討する。それが自然な流れとなっている。
菅野も有原も、国内での実績は素晴らしいものだが、まだ一度もメジャーのマウンドに立ったことのない投手。ランキング上位に据えるチームはあっても、いきなり最上位とはならない。バウアーの行き先と金額が決まらなければ、市場全体がスピードアップしてこないのだ。
ポスティングシステムは移籍期限までに契約がまとまらなければ、再申請は次のオフまで待たなければならない。そうした事情も汲んで、両者に魅力的な契約条件でまとめにくる球団が表れる可能性も十分にある。動かない市場の中で、迫るタイムリミットとの難しい両天秤。3選手にとって運命の年末年始となる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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