データから振り返る シーズン途中の監督交代って効果あるの?
プロの世界は厳しい。結果が伴わなければ、シーズン途中でも容赦なくクビを切られる。
8月20日には、最下位に低迷していたプロ野球・オリックスの西村徳文監督(60)が引責辞任。まだ半数以上の試合を残し、中嶋聡2軍監督が「監督代行」に就任した。
意味合い的には事実上の「解任」だけに、チームに与えるショックは大きい。現場トップ交代という「劇薬」を投入して、どれほどの効果があるのか。2000年以降のデータから探ってみた。
<2000年以降、シーズン中の監督交代>
【オリックス】
◆2003年4月
(前任)石毛宏典.368( 7勝12敗1分)6位
(後任)レオン .350(41勝76敗3分)6位
翌年監督→(交代)伊原春樹
◆2008年5月
(前任)コリンズ .429(21勝28敗)5位
(後任)大石大二郎.574(54勝40敗1分)2位
翌年監督→(続投)大石大二郎
◆2012年9月
(前任)岡田彰布.400(50勝75敗10分)6位
(後任)森脇浩司.778(7勝2敗)6位
翌年監督→(続投)森脇浩司
◆2015年5月
(前任)森脇浩司.358(19勝34敗1分)6位
(後任)福良淳一.477(42勝46敗1分)5位
翌年監督→(続投)福良淳一
【西武】
◆2014年6月
(前任)伊原春樹.377(20勝33敗)6位
(後任)田辺徳雄.494(43勝44敗4分)5位
翌年監督→(続投)田辺徳雄
【楽天】
◆2018年6月
(前任)梨田昌孝.339(21勝41敗)6位)
(後任)平石洋介,474(37勝78敗2分)6位
翌年監督→(続投)平石洋介
【横浜(現DeNA)】
◆2002年9月
(前任)森 祇晶.355(43勝78敗5分)6位
(後任)黒江透修.429(6勝8敗)6位
翌年監督→(交代)山下大輔
◆2009年5月
(前任)大矢明彦.351(13勝24敗)6位
(後任)田代富雄.355(38勝69敗)6位
翌年監督→(交代)尾花高夫