「PayPayで練習する・・・?!」ソフトバンク本拠地名称が来季から変更に!
ソフトバンクの本拠地の名称が「福岡 ヤフオク!ドーム」(略称ヤフオクドーム)から、来季からは「福岡PayPayドーム」(略称paypayドーム)に変更されることが正式に発表された。関係者からは「今までは『明日はヤフオクで練習する』と言っていたが、これからは『paypayで練習する』と言うことになるのか…」と戸惑いの声も挙がっている。
楽天、西武の球場名称の推移
いわゆるネーミングライツ(命名権)での球場名称の変更は、21世紀を迎えてから加速した。プロ野球の本拠地では、一向に名称を変えないか、ころころ名称を変えていくかの2極化が目立つ。
paypayドームは1993年、「福岡ドーム」として開場した。使用球団ホークスの親会社がダイエーからソフトバンクへ移ったことに伴い、2005年にはソフトバンクの子会社であるヤフージャパンが命名権を取得。「福岡 Yahoo! JAPANドーム」(略称ヤフードーム)となった。2013年にはヤフージャパンのサービスの一つであるYahoo!オークションを用い「福岡 ヤフオク!ドーム」に変更されていた。
近年、同様の名称変更を続けているのが楽天の本拠地、「楽天生命パーク宮城」だ。正式名称は宮城野原公園宮城球場。フランチャイズを持たない地方球場時代は「宮城球場」として親しまれてきた。
新球団・楽天の本拠となり、2005年からは人材派遣会社フルキャストが命名権を取得し「フルキャストスタジアム宮城」(略称フルスタ宮城)へ。2008年からは日本製紙が命名権を取得し、製造販売するティッシュペーパーの商品名を冠に「日本製紙クリネックススタジアム宮城」(略称Kスタ宮城)に変更。日本製紙の古紙配合率問題に伴い「クリネックススタジアム宮城」(略称Kスタ宮城)に改訂。2011年から再び日本製紙の社名が頭に戻った。
2014年からは球団親会社の楽天が命名権を取得。「楽天Koboスタジアム宮城」「Koboパーク宮城」を経て、2018年から「楽天生命パーク宮城」となった。楽天のサービス名称が続けて採用されている。
1979年開場の「西武ライオンズ球場」は、ドーム化に伴い1998年に「西武ドーム」に改称した。2005年からは「インボイスSEIBUドーム」、2007年からは「グッドウィルドーム」に変更。人材派遣会社グッドウィルが違法派遣業務により業務停止命令を受け契約解除され、2008年から「西武ドーム」に戻った。2015年からは西武のグループ会社プリンホテルが命名権を取得し「西武プリンスドーム」に。2017年からはメットライフ生命保険が取得し「メットライフドーム」となった。