WS制覇の功労者を19億円で見切っても…米記者が指摘した“最強の9番打者”の飛躍「ドジャースに選択肢はなかった」
レギュラーとして地位を確固たるものにしつつあるキム・ヘソン。(C)Getty Images
ふたたびベテランを見切った。現地時間5月18日にドジャースは、負傷者リスト(IL)に入っていたトミー・エドマンのメジャー昇格に伴って、在籍10年目のクリス・テイラーをリリースしたと発表した。
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現在34歳のテイラーは、2016年途中にマリナーズからドジャースに加入。内外野を幅広く守るユーティリティー性と打撃のパンチ力もあって17~23年はレギュラーとして活躍。20年と24年のワールドシリーズ制覇にも貢献したベテランだった。
しかし、ここ2年は計115試合で打率.202、4本塁打、OPS.580、WAR-0.6と成績が低迷。大型補強を展開するチームにあって活躍の場は限られていった。
今月15日に35歳の生え抜き捕手オースティン・バーンズをDFA(事実上の戦力外)としていたドジャース。テイラーの自由契約には、今季年俸1300万ドル(約18億9700万円)のうち、残りおよそ930万ドル(約13億5000万円)の支払い義務が残る。さらに来季に関しても400万ドル(約5億8100万円)のバイアウトが付帯され、計1330万ドル(約19億4000万円)の支払う必要がある。それでも“銀河系軍団”は、チームの活性化のためにベテランを切った。
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