白血病公表の元ソフトB攝津氏、五輪目指す池江選手が本当に知って欲しいこと

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 骨髄移植を待つ患者は急を要するが、白血球の型が適合したドナーに連絡をしても、断られるケースが続出。仕事などで日程が合わない、内容をよく理解していなかった、もしくは覚悟がない、などといった原因が挙がる。

 登録自体は採血をすれば簡単にできるが、適合したドナーに求められるものは多い。7回前後の通院。実際の骨髄採取には通常3泊4日入院し、腰の骨に太い注射を刺す。全身麻酔の手術のため100%安全という保証はなく、入院のために1週間程度、仕事や学校を休まないといけない。

 本来、これらのリスクを同意したうえでドナー登録をするが、そうでない人が増えて患者を苦しめている。ある患者がSNSで「骨髄を提供する意思がない人は登録を解除してください。ミーハー(によるドナー登録者)で殺されたくない」と投稿して話題となった。

 ドナーには全国200以上の自治体で助成金を支給するシステムが導入されているが、社会のサポート体制が整っているとはいえない。見返りが少ない「命のボランティア」。コロナ禍によってドナー登録者数も減少しているのが現状だ。

 白血病の人数は日本で約1万3000人(19年、厚生労働省データ)。毎年10万人に1人の頻度で発症する。かつて不治の病といわれたが、いまは違う。「本気」のドナー登録者が増えれば増えるほど、救われる命がある。

 再び元気な姿を見せた池江、闘病に挑む攝津は、自ら前に出ることで白血病への正しい理解が広がることを願っている。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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