新型コロナが今春「2類から5類」へ、球界はどう変わる?声出しは?コロナ特例は?
選手とファンが隔絶されたファンサービスにおいてはどうなのか。かつては2月のキャンプこそが、選手と最も近い距離で触れ合える場として多くのファンたちに愛されてきた。また、選手たちもそんな思いに応えてきた。今年の2月中は、まだ2類感染症としての対応が求められていく。同局長は「基本的対処法を守る。距離を取る、取れない場合はマスク着用を推奨する。そこは今のところ欠かせないと思う」と見通しを示した。一方で「球団判断になるし、キャンプ地の自治体の判断にもなるが、相当緩和されると思う」と大幅な規制緩和の可能性が高いとも口にした。
試合運営についてはどうだろう。コロナ下においては延長戦なし、ベンチ入り人数や1軍登録枠の拡大、登録抹消・再登録ルールなど、さまざまな特例を設けてあたってきた。この点は「特例は昨年と同じです。このタイミングだとチーム編成などに関わってくる。外国人など。5類になっても同じような特例を施行するのは変わらないつもり」と言及した。
延長戦は昨季から従来の12回制に戻されたが、1軍登録枠は29人から31人、ベンチ入りは25人から26人、外国人選手登録は4人から5人へと拡大されてきた。これらは5類でも継続されるという。サッカーW杯が5人に増えた交代枠によって魅力を増し、ファンからも支持されたように、従来のように登録枠を狭めるべきという声は聞こえてこない。こちらは今後も、特例適用された現状がしばらくは続いていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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