ミラン移籍が決定的の鎌田大地を伊メディアどう見ている?「普通の日本人としては扱わない」
ミランでプレーする日本人となれば、クラブの過渡期に10番を背負った元日本代表MFの本田圭佑以来となるが、イタリア・メディアはどう評価しているのか。現地5月31日の記事で「カマダのミラン移籍に関するオッズがあるとすれば、それは全く旨味がない。彼が今夏の最初の獲得発表となるのはほぼ間違いない」と断言した大手紙『Gazzetta dello sport』は、ドイツで声価を高めてきた日本代表MFのパフォーマンスを次のように評している。
「ブラヒムはユベントス戦やモンツァ戦のような美しいゴールもあれば、トッテナム戦のような重要なゴールもある。しかし、全体的に振り返れば、決定力は乏しい。一方でカマダは、この問題を解決するだけでなく、ジルーやレオンの領域を超えてゴールを決める境界線を広げる。さらに彼は優れた戦術適応力を誇ってもいる。2列目が最適解と言えるが、その後ろやウイングとして優雅にプレーする」
さらに「(鎌田は)スポンジのような存在で、熱意がある」と語ったステーファノ・ピオーリ監督の見解も記した『Gazzetta dello sport』は「おそらくミランはカマダを普通の日本人選手としては扱わない。26歳で、これから全盛期を迎える選手がビッグクラブに定着するのだ」と期待を寄せた。
果たして、鎌田は世界屈指のメガクラブでいかなる活躍を見せるのか。秒読み段階に入っている契約の行方に興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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