鎌田大地のラツィオ移籍決定にスペインメディアは嘆き節!?「手ぶらで帰ってきた」
ラツィオ移籍を決めた鎌田。新天地イタリアでの挑戦が始まる(C)Getty Images
日本代表MF、鎌田大地のラツィオ加入が正式に決定した。昨季限りで、計5シーズン在籍したフランクフルトを契約満了となり、欧州のさまざまなクラブの名前が新天地候補として挙がっていた。
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欧州各国のリーグが新シーズンの開幕目前となっても所属先が未決定だった鎌田だが、今月に入り事態が急転。現地時間8月2日(日本時間3日)にラツィオとの契約合意決定的と現地メディアにより報じられると、その直後にはクラブの本拠地であるローマの空港に鎌田が到着した際の画像も世界中に配信されている。その後、現地時間8月4日(同5日)、ラツィオから鎌田の獲得、さらに背番号が「6」となったことも発表された。
一時は同じセリエAのACミランとも合意報道もあり、他にも長期に渡ってイングランドやスペインなどのクラブの噂も最後まで途絶えることはなかった。そして、ようやく決定となった鎌田のラツィオ入りのニュースは、イタリア以外の国でも大きく扱われているようだ。
スペインのサッカーサイト『España Diario Fútbol』では、自国クラブが日本人MF獲得を逃したとして、落胆の声とともに、今回のニュースを伝えている。同メディアは「レアル・ソシエダも、ベティスも、アトレティコ・マドリーも……リーガ最大の悲願が網の目をすり抜ける」と銘打ったトピックを配信した。その中では「幸運にも彼を獲得したのは、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの退団に代わる選手を探しているラツィオだ。セルビア人がサウジアラビアに去った後、ラツィオは質の高い『10番』を必要としていた」とラツィオのクラブ事情も交えて報じている。