残りシーズン30試合弱…中日・ビシエドは再び1軍でプレーできるか? 来季は他球団の可能性も

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■助っ人を超えた「精神的支柱」

 2016年に来日したビシエドは、18年に首位打者&最多安打のタイトルを獲得。26本塁打&99打点、OPS.974とキャリアハイの数字を残した。以降は徐々に成績を落としつつも、貧打に喘ぐ中日打線の中で柱として在り続けてきた。

 一塁守備もハンドリングが名人級で、失点を未然に防いできた。温和な性格、若手の面倒見の良さは折り紙付きで、彼を悪く言う人は聞いたことがない。ファンの支持も大きく、活躍時はハッシュタグ「#俺たちのビシエド」がタイムラインを埋めた。もはや助っ人を超えて、チームの精神的支柱でもあった。

 ただ、ここ2年は深刻な不振などから出場機会がめっきりと減っている。

■残り試合の1軍可能性は低い?

 残り30試合弱になったペナントレース。中日はすでに自力CS消滅と、今季も苦しいシーズンを送っている。果たしてビシエドは再び1軍に勇姿を見せることはあるのか。

 残念ながら、筆者はその可能性は低いと見ている。ビシエドの守る一塁は若手スラッガーの石川昂弥が座り、中田翔と中島宏之が不在でも呼ばれなかった時点で察するほかない。チーム状況的にベテランが欲しい訳でもなさそうで、このタイミングでインタビューに応じたのも、ビシエドなりに「引き際」を考えていると捉えるのが自然だ。

 ビシエドとドラゴンズとファンの蜜月は終わりを迎えつつある。せめてもう一度、大歓声で迎えられる背番号66を見たいものだが、果たして。





[文:尾張はじめ]

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