トレード締め切り間近「動く球団、動かない球団」球界OBから指摘された「判断ポイント」とは
関根は前半戦の快進撃を支えた一人といわれる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ペナントをさらに熱くする勝負の後半戦が始まった。また戦力補強を行う上では7月末に迫ったトレード締め切りを前に各球団、慌ただしく動いている。
オールスターブレイク中に動いたのは中日と西武。7月18日、中日・高松渡内野手と西武・川越誠司外野手の交換トレードが両球団から発表された。
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高松は2017年ドラフト3位入団、俊足が武器とあって、「走魂」のチームスローガンを掲げる西武で松井稼頭央監督が求める機動力野球にマッチする人材と見られている。
一方、川越は2015年ドラフト2位で投手として西武に入団。19年から外野手に登録変更し、パンチ力ある強打が持ち味の左打ち外野手となっている。攻撃力アップが課題とされる中日での働きが期待されている。
トレード締め切り間近の各球団の水面下の動きについては球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は自身のユーチューブチャンネルを25日に更新。様々な球団の戦力分析から見る、トレードの可能性を探っている。
パ・リーグでは現在12連敗と苦しい戦いが続くソフトバンクに関して「野手はいるけど、ピッチャーかな」として、投手補強に動く可能性があるとした。
直近では「8回の男」として活躍したリバン・モイネロが左ひじ手術のため離脱とブルペン陣の整備が急務となっている。「左も右もピッチャーはいてもいい」と今後の動きに注目とした。