「両球団にとってかなり良いトレードをした」中日・西武の電撃トレードの思惑を球界OBが解説

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立浪監督は積極的に血の入れ替えを進めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 前半戦が終了したばかりの7月18日、中日・高松渡内野手と西武・川越誠司外野手の交換トレードが両球団から発表された。

 高松は2017年ドラフト3位入団、俊足が武器で今季一軍では主に代走として23試合の出場で2盗塁を記録している。西武は今季「走魂」のチームスローガンを掲げており、高松は松井監督が求める機動力野球にマッチする人材と見られている。

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 一方、川越は2015年ドラフト2位で投手として西武に入団。19年から外野手に登録変更し、パンチ力ある強打が持ち味の左打ち外野手となっている。今季は一軍では12試合の出場で打率・133、1本塁打、5打点だったが、ファームでは打率・292、7本塁打、25打点をマークしていた。

 最下位ターンとなった中日は6月の日本ハムとのトレードに続き今季2度目のトレード成立となった。得点力不足に悩むチームの起爆剤となるか、注目を集めそうだ。

 また多くの話題を集めた両球団の電撃トレードに球界内からも様々な考察の声が出ている。

 ロッテOBで名捕手としても知られた里崎智也氏は18日に自身のユーチューブチャンネルを更新。両球団のトレードを受けて「素晴らしい!」「めちゃめちゃいいトレード!」と絶賛。すでに自身のユーチューブチャンネルで以前に川越については他球団で輝いてほしい選手に名前を挙げていただけに、ずばり「的中」で満足そうな様子も見せた。

 さらに具体的に、このトレードがなぜ両球団にとって有意義なものとなったかについても言及。中日では一時期、代打の成功率が非常に悪かったが、6月に日本ハムからトレードで移籍してきた宇佐見真吾の加入などもあり、左の代打の層は厚くなってきたが、宇佐見は現在クリーンアップで固定されている。そこで改めて終盤の勝負どころで代打に「左打者の長距離バッターがいない」ことで、求められた側面があると分析した。

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