否定された「新庄流」 あっさり却下した「選手の名前」とは
さらに注目を集めたのは会見内のこんな発言にもあった。
日本ハム時代は、相手に軽く打ち返す「ペッパー」のような軽打を得意とし、新庄監督から「ペッパー師匠」と命名されたことも。この点について振られると「ペッパー師匠は日本ハムに置いてきた。フルスイングでいきたい」ときっぱり。1年半ぶりに復帰となった西武では強力山賊打線の一員として、豪快な打撃を取り戻すと宣言したのだ。
元々、打撃面ではパンチ力が持ち味で、富士大の先輩でもある主砲・山川のような勝負強いバッティングを売りとしていた。
今回の佐藤龍の発言についてはこんな声もあがる。
「佐藤は本来、会見で語ったような力強い打撃が持ち味。新庄監督には『ペッパー師匠』と命名されたものの、自分のスタイルに合わない選手は使わない傾向があり、その意味でも適応が難しかったのかもしれません」(放送関係者)
佐藤龍の今季成績は37試合出場で打率・115、1本塁打、4打点にとどまっていた。
チームではほかにも、オフの捕手コンバートを命じられながら、その後は起用が不透明となっている野村佑希内野手(22)や、先発から抑え転向を示唆された伊藤大海投手(25)などもいる。
「いずれの選手にもいえることですが、今までやってきたことを変えるのは容易ではない。コンバート、配置転換を行うならしっかり方針を固めて、取り組ませる必要がある。このまま起用が曖昧なまま放置されるようでは選手間で指揮官に対して、不信感が生まれても不思議ではありません」(同)
目先は明るい話題が増えている日本ハムだが、目指す「優勝」に向けて越えるべきハードルは多そうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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