先発投手陣が“野戦病院化” 真価が問われるドジャースに米メディアは緊急補強のススメ「実力派投手の獲得を逃すのは後退」

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先発ローテーションの柱と期待された山本(左)、ミラー(中央)、グラスノー(右)が軒並み戦線を離脱したドジャース。(C)Getty Images

 勝負の夏場に向け、スター軍団が緊急事態に陥っている。

 現地時間7月10日、ドジャースは前日のフィリーズ戦で先発するも4回(87球)を投げ、被安打10、9失点と精彩を欠いたボビー・ミラーを3Aに降格。再調整をさせる措置を取った。これでチームは開幕時にローテーションの軸として期待された先発投手が軒並み離脱する状況となった。

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 トミー・ジョン手術からの完全復帰を期待されていたウォーカー・ビューラーが調整の遅れから故障者リスト(IL)入り。さらに今季からの新戦力だった山本由伸が右肩鍵盤痛、タイラー・グラスノーが腰の張りのためにILに入っている。さらにシーズン半ばでの戦列復帰が想定されていたダスティン・メイとクレイトン・カーショウも調整が遅れ、依然としてメジャー登板までには時間を要しそうな状況ではある。

 開幕時からローテーションを守り抜いているのは、17先発で9勝、防御率3.26を記録するギャビン・ストーンだけ。戦力が安定しない投手陣は必然的に成績を落としており、とりわけ先発陣の防御率はリーグ12位の3.99。お世辞にも「好調だ」とは言い難い。

 無論、トレードによる緊急補強の可能性も伝えられている。日夜、ドジャースのありとあらゆる情報を発信する米専門サイト『Inside The Dodgers』は、「ドジャースは先発ローテーションの強化という明確な目標を掲げ、トレード期限に向けた準備を進めている」と推察。7月30日のデッドラインまでに獲得を狙うタレントとして、ホワイトソックスの左腕ギャレット・クロシェをリストアップした。

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