日本プロ野球にも影響?!クラスター発生によりメジャーリーグがダブルヘッダーの7イニング制導入に踏み切ったワケ
そんな流れもあって、メジャーリーグはダブルヘッダーの7イニング制へは二の足を踏んでいたのである。それが、開幕直後に発生したクラスターによって、導入を余儀なくされた。
開幕に先立ち、MLBは延長タイブレーク制の導入も決めていた。延長は無死二塁から始められており、ブルージェイズに入団した山口俊はこのタイブレークでの登板から失点を重ねてしまっている。
このタイブレークも従前はWBSCが導入して普及してきたものだった。コロナ禍となる前は、メジャーリーグでは延長無制限というのが一つのステータスで、深夜、時には日をまたぐ決着もみられていた。引き分けも認めず、必ずフェアな形で決着を付ける。それこそがメジャースタンダードだったが、多くの看板を新型コロナウイルスによって捨てざるをえない状況へと追い込まれている。
日本プロ野球は今季に限り、延長戦は10回のみ行うことを決めて、コロナ対策としてきた。ただし、結果的に引き分け数が増えることが予想され、ペナントレースの勝敗を争う上でふさわしいのかどうかは再検討が必要かもしれない。来季以降も新型コロナウイルスの影響が残ることが予想され、タイブレーク制の導入や、ダブルヘッダーの際には7イニングとすることなどが議題に上がってきてもおかしくはない。
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