中日北谷キャンプに激震 12球団指揮官初のコロナ陽性者、爆破予告メールで町内施設緊急封鎖措置が決定

タグ: , , , 2022/2/4


 中日にとっては厄日と言える一日だったかもしれない。1軍の北谷キャンプに激震が走った。新任の立浪和義監督と、西山秀二バッテリーコーチの2人が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと3日に球団が発表した。12球団の監督では初の感染者となった。

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 2人は3日も1軍キャンプを指導し、元気な姿をみせていた。球団はスクリーニング検査としてこの日、首脳陣、選手、スタッフらほぼ全ての現地関係者のPCR検査を行い、2人以外は陰性だったという。ともに無症状で、今後は隔離療養に入る。復帰までは最低でも7日間の間隔が必要となり、最短でも第3クール以降となることが見込まれている。

 12球団の指揮官では、ヤクルトの高津臣吾監督がキャンプ初日の2月1日に不在という船出を迎えていた。高津監督本人は陰性だったが、近親者の陽性が1月28日に発覚。保健所は濃厚接触者には当たらないという判断だったが、念には念を入れてその後も2度のPCR検査で陰性を確認してから沖縄入りすることを決断。2月2日に沖縄入りし、3日から指揮を執っていた。





 前述したように、立浪監督は新任。キャンプという場は、自分の野球観や目指すべきプレースタイルについて、選手たちと共有させるための大事な期間となる。その序盤に隔離されることは、痛手には間違いない。また、3日は2人以外は陰性だったが、潜伏期間があるのも新型コロナウイルスの特徴の一つ。3日も指揮を執り続けていただけに、今後数日おいて新たな感染者が出る恐れも否定できない。独自に判断する濃厚接触疑いの関係者も数人はいるようで、氏名は明かされていないがこちらは6日間の自主隔離措置を取る。中日1軍の首脳陣や選手は、これから数日間はより感染対策を徹底し、神経をすり減らす不便な調整を強いられるだろう。そこがこのウイルスの厄介なところだ。

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