中日・立浪監督が「審判」下される日 異例のファン感が注目集める「理由」とは
「血の入れ替え」を急速に進める中日が球界の話題を独占している。
18日に両球団から発表となったのは中日・京田陽太内野手(28)とDeNA・砂田毅樹投手(27)の1対1の交換トレード。手薄だった左の中継ぎ強化を図りたい中日と遊撃ポジションを強化したかった両球団の思惑が合致したとされる今回のトレード。衝撃が走ったのは中日側が次々に主力級を放出していることにもあった。
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15日にも主力の阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)の1対1の交換トレードを成立させたばかり。阿部はビシエドをのぞき、日本人野手の中ではチームの本塁打、打点トップ。貧打線が課題となる中、数少ない「打てる選手」、さらに開幕戦で二遊間を務めた2人の選手がわずか4日間の間に次々と放出となったことに「中日、大丈夫?」とファンからはとまどいの声も多く出ている。
驚愕のトレードを続ける中日をめぐっては、20日に放送されたTBS系の情報番組「サンデーモーニング」のスポーツコーナーに出演した元巨人の上原浩治氏も「びっくりした」と発言。理由としては「打線が課題なのに野手を出してしまったところで代わりの選手が誰が出てくるんだろうか? というところですよね」と貧打線が課題の中、次々と野手を放出したことを疑問視する場面もあった。
一方、中日側が矢継ぎ早にトレードを敢行する裏には「このままでは勝てない」と立浪監督のチームへの危機感があるとされる。
今オフに入ってからは、退団者は16人、支配下から育成への変更は5人、ドラフトでは即戦力内野手4人を獲得するなど、急速に「血の入れ替え」を進めている。「ファンの期待を裏切った」とする今シーズンの反省を踏まえ、大胆な改革に乗り出しているが、そんな中日で水面下で注目を集めているイベントがある。