中日に新ヒットメーカーが誕生? 快打連発の村松開人から目が離せない
■総合指標WARで両リーグトップ
5月に入ると、村松のバットから快音が止まらなくなっている。
チームが大量失点で敗れた1日のDeNA戦、左翼への二塁打が始まりだった。移動日を挟んで、3日のヤクルト戦では5打数5安打。翌4日の同カードの第2打席まで8打席連続安打と、球団記録に並ぶ猛打ぶり。結果、3〜5日のヤクルト3連戦で計14打数12安打の大当たりを見せた。
気づけば打率は.390まで上昇(5月9日現在、以下同)。規定打席まであと13不足しているものの、現状のリーグ首位打者が.339(ヤクルト・サンタナ)なのを鑑みると、かなりの高アベレージだ。
さらには負担の大きい遊撃を守り続けることで、守備指標も大きく上昇。こうした攻守の活躍が認められ、一部シンクタンクによると総合的な選手の貢献度を示すWAR(Wins Above Replacement)では、柳田悠岐や近藤健介(ともにソフトバンク)と並んで両リーグトップの数値を叩き出している。
バント失敗や状況判断のミスなど、細かい部分ではまだまだ課題が多い。それでも今の村松は全てを飲み込み、著しい成長を遂げている。プロ野球選手として充実の時を迎えそうな予感だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】【中日】今オフのMLB挑戦が取り沙汰される小笠原慎之介 実はモデルチェンジを図っている?
【関連記事】【中日】高橋周平が痛恨の故障離脱…「三塁手」「3番」代役候補は誰?
【関連記事】“乱セ”を牽引する立浪ドラゴンズ 一抹の暗雲 気になる中継ぎ陣の”登板過多”