打倒巨人!変化する立浪ドラゴンズの根底にある「星野の遺伝子」とは
立浪監督は星野さんのどんな点を、継承したのでしょうか。
「星野監督といえばトレードによる『血の入れ替え』を大胆に断行したことで有名です。主力だった牛島和彦投手、大島康徳内野手、平野謙外野手、中尾孝義捕手、大豊泰昭選手や矢野輝弘捕手も続々と放出した。彼らの存在感の強さから、当時は『そこまでやるのか!?』と地元のファンを中心に批判の声もありました。しかし、星野さんは勝つことでそれらの声を封じ込め、正当性を証明した。チームに緊張感をもたらし、『闘う集団』にしたいという立浪監督の思いが込められた改革と言っても過言ではないでしょう」(前述のベテラン記者)
外国人補強でもレッズからFAになっていたメジャー41発の大砲、アリスティデス・アキーノ外野手と契約。19年8月の「デビュー10戦7発」は語りぐさで、12球団で今季最少だった62本塁打からの長打力強化に余念がありません。
「特に星野さんは巨人戦に並々ならぬ執念を燃やしていた。読売新聞と中日新聞は『同業他社』ですから、親会社も勝敗に対しては注目している。ここで勝ちまくれば、フロントやファンの支持も高まるというもの。立浪監督も勝負できる戦力を着々とそろえていると言えますね」
2023年シーズン。新戦力が躍動し、強いドラゴンズが帰ってくるのか。指揮官の手腕に注目です。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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