【中日】小笠原慎之介の「144イニング」を埋めるのは誰? 先発陣の“Xファクター”を探る
■外国人:マラーに漂う“本物”の雰囲気
今季から加入したカイル・マラーの評判が良い。23年にアスレチックスで開幕投手を務めた左腕は、150キロ超の速球を軸にパワーピッチを展開している。
他球団で言えばグリフィン(巨人)、ケイ(DeNA)あたりと同等。またはそれ以上の成績を残してもおかしくない。
2メートルを超える巨体が醸し出す雰囲気は“本物”で、実際に小笠原の穴をそのまま埋める可能性は十分だ。
※イニング想定:120回(20試合程度先発、外国人枠との兼ね合いも)
■新人:ドラ1・金丸夢斗は夏にデビュー?
今季だけでなく、今後数年間を見据える時に、金丸夢斗の存在は無視できない。
ドラフト1位で入団した黄金左腕は、腰の故障から回復途上で、キャンプは2軍で完走。それでも着実にステップを踏んでおり、実戦の機会はそう遠くなさそうだ。
とはいえ、ルーキーイヤーは慎重に調整を進めると思われるため、早くても夏場の1軍デビューになるのではないか。
※イニング想定:29回2/3(新人王資格ギリギリで止める?)
■福谷&ライデルの約90イニングも埋める必要
小笠原以外にも、実際には福谷浩司(日本ハム、昨季29イニング)とライデル・マルティネス(巨人、同58イニング)の穴埋めもしなければならない。ここに挙げた投手を中心に、先発・リリーフみんなで少しずつイニングを埋めていくのが現実的だ。
誰かがいなくなれば、また違う誰かが出てくるのがプロ野球の常。中日にどんな“Xファクター”が現れるのか、楽しみにしたい。
[文:尾張はじめ]
【関連記事】「ええの、獲ったわ!」井上中日に"救世主"の予感…新助っ人衝撃の特大アーチにXも興奮 「どこまで飛ばすん?」「もしかして大当たり助っ人かも」
【関連記事】韓国からの関心、NPB4球団との交渉報道も…いまだ去就決まらぬビシエドはどうなる? 名古屋で愛された助っ人の今
【関連記事】「将来的なことを考えると石川かな」 井上中日で注目の開幕予想オーダー 球界OBが着目した「ホットコーナー争い」






