「偏見が打ち砕かれた」なぜ“薬物解禁大会”に出るのか? 参加表明の元豪五輪競泳戦士の本音「安全だと思うか? もちろんだ」
また、英紙『Daily Mail』の取材にも応じたマグヌッセンは、「実際のところパフォーマンス向上物質を自分自身に注射しなければならないというのは、かなり大変なことだ」とキッパリ。「10日間で筋肉が4.5キロも増えた」と豪語する彼は、自らが“被験者”的な立場になって調整することで、新たな価値を生み出せると宣言した。
「何よりもエンハンスト・ゲームズが公に出たことで、誰もがそのこと(ドーピングなどの薬物)ついて話し合って文書化する。そうなると、自分は禁止薬物の投与量、効果、どう違うのかなどについて、本当にオープンかつ正直に話せるようになる」
さらに「全く新しい世界があった。自分の偏見が打ち砕かれた感じだ」と語るレジェンドは、こう続けている。
「僕はパフォーマンス向上薬をスポーツでは決して使うべきではないし、危険なものだという認識をずっと持っていた。学校の教科書で習った通りにね。しかし、実際には、どのように使用され、どのような影響があるかについて、オープンで正直な対話はほとんど行われていない。さまざまな意味で、ただただ悪者扱いされてきた。この環境で禁止薬物を安全だと思うか? もちろんだ」
強化トレーニングを効果として、「僕はどんどん大きくなって、強くなって、パワーは急上昇している」と断言するマグヌッセン。彼は世間で渦巻く批判など意に介していない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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