「あいつの泳ぎに腹が立つ」豪競泳コーチが中国19歳の世界記録にブチギレ!「人間には不可能なんだ」と反発【パリ五輪】

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金メダルを手にし、喜びの表情を見せる潘展楽。(C)Getty Images

 競泳界で生み出された世界記録に思わぬクレームが飛んだ。

 物議を醸しているのは、現地時間7月31日に行われたパリ五輪・男子競泳100m自由形で生まれた大記録だ。レースに参戦した中国の潘展楽は序盤から快調に飛ばして自ら保持していた記録を0秒40も更新。46秒40の世界記録をマークして金メダルを手にした。

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 ライバルたちを身体ひとつ分も引き離すスピードは、世界に衝撃を与えた。しかし、中国競泳陣をめぐっては、東京五輪前に23人がドーピング検査で陽性反応が出ていながら、大会出場が認められていたことが発覚。業界内では常に疑いの目が掛けられている状況でもあった。

 ゆえに今大会で19歳が披露した驚異的な泳ぎにも関係者からは厳しい言葉が浴びせられている。オーストラリア代表のコーチを務めるブレット・ホーク氏はレース後に自身のインスタグラムを更新。「正直言って俺は腹が立っている。あいつの泳ぎに、だ」と潘展楽に対する苛立ちを語った。

 そして、「俺が腹を立てている理由はいくつかある」と切り出したホーク氏は、ふつふつと湧き上がる怒りをぶちまけている。

「俺の友人たちは、ロウディ・ゲインズからアレックス・ポポフ、ゲイリー・ホール・ジュニア、アンソニー・アービン、そしてキング・カイル・チャーマーズまで、史上最速の水泳選手たちだ。彼らのような人を俺はよく知っている。30年間研究してきたんだ。100メートル自由形では、身体一つの差なんかでは勝てないんだ。だから腹が立ってる。あの選手たちを身体一つの差で破るのは人間には不可能なんだ」

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