今季20勝&200奪三振の無双! 阿部・巨人も注目する最強助っ人に日韓米の争奪戦は必至「契約金は跳ね上がる」
ナショナルズでは鳴かず飛ばずだったフェッディ。しかし、今季はKBOリーグで覚醒した。(C)Getty Images
各国球界で行われているポストシーズンもいよいよ佳境を迎えている。日本では阪神とオリックスよる日本シリーズが、第7戦までもつれ込む熱戦となっている。
一方で早々とシーズンの終わりを迎えた球団は今オフの強化にシフトチェンジ。とりわけ補強に関しては、水面下でありとあらゆる動きが出始めている。
【動画】韓国の強打者たちを圧倒! 日本からも熱視線が注がれるフェッディの快投
ストーブリーグの本格的な幕開けが迫るなかで、密かな話題となっている外国人投手がいる。KBO(韓国プロ野球)リーグの古豪NCダイノスでプレーするエリック・フェッディだ。
2月に31歳となる右腕は、今季にNCダイノスに加入すると、一躍ブレイク。29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振を記録して投手3冠を達成。韓国では元中日のソン・ドンヨルに続く史上2人目の「1シーズン20勝&200奪三振&自責点1点台」をやってのけるなど、球史に名を刻んだ。
MLBでは2014年にドラフト1位(全体8位)でナショナルズに入団するも、通算6年で21勝33敗、防御率5.41と鳴かず飛ばず。再起を誓ってアジアに活躍の場を求めたフェッディは、見事にサクセスを掴んだ形だ。
世界と比較して「“超”打高投低」が指摘される韓国球界にあって、WHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.95、被打率.207と、図抜けた数字も残した助っ人エースには、日本球界からも熱視線が注がれている。すでに地元メディアでは巨人、ソフトバンク、そして日本シリーズを戦っているオリックスがスカウトを送っていたと報道。「とくに日本からの関心が強い」(韓国メディア『SPOTV News』)と伝えられている。