海外FA権行使を表明したロッテ・沢村はどうなる?実は多い「メジャー挑戦を掲げながら最終的に国内球団に残留」したケース
ロッテの沢村拓一投手が11月30日、メジャー挑戦を目指して海外FA権を行使すると表明した。沢村は他にも国内球団や、宣言残留を認めているロッテ残留も選択肢に「日米42球団全て考えられる。一番必要とされる球団で腕を振りたい」と話したという。
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メジャー挑戦を掲げながら、最終的に国内球団との契約を選択したケースは、過去にも多い。
昨オフには広島の菊池涼介内野手が、ポスティングシステムを申請。だが、1カ月間の交渉期限中にメジャー契約を締結する話はまとまらず。結局、4年12億円プラス出来高という大型契約で広島に残留した。
菊池の元にはマイナー契約などの話はあっても、メジャー契約のオファーはなかったとされている。菊池にメジャー志向はあったものの、ポスティングシステムでの移籍にどこまで本気だったのかは分からない。あくまで広島残留が基本線で、年俸つり上げのための材料に申請したのではないか、と指摘する声もいくつかあった。
ようは交渉で好条件を引き出す材料に、別の交渉を使っている、というわけである。
2014年のオフにはそんな事例が相次いだ。
当時オリックスの金子千尋(現日本ハム・金子弌大)は、シーズン終了後にワールドシリーズを現地で観戦。ポスティングシステムでのメジャー挑戦が有力視されていた。周囲を驚かせたのはその状況下で、国内FA権の宣言を発表したからだ。