「明暗として分かれている」日本ハム悪夢の13連敗 球界OBから指摘された7月攻勢に出た「楽天との差」とは

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後半戦から4番を打つ万波(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 
 日本ハムは7月25日に行われた楽天戦(楽天モバイルパーク)に1-3と敗れ、1984年以来、39年ぶりの13連敗。同年に記録した球団ワースト記録の14連敗にあと1と迫るなど、苦しい戦いが続いている。

 先発は左腕、加藤貴之。制球力が持ち味の左腕だったが、初回に相手4番の浅村栄斗に浴びた2ランが痛かった。その後は粘って7回6安打2失点と試合を作ったが、打線の援護がなかった。

【動画】楽天主砲の浅村は初回に加藤貴から先制の19号2ランをマーク、この日は2発と好調をキープしている





 5回は先頭の加藤豪将が二塁打で塁に出ながら、下位打線がつながらない。6回も一死二、三塁と好機をつくりながらも5番のアリエル・マルティネスが三振、続くアレン・ハンソンも遊飛に倒れた。

 後半戦は打線に関しても1番から五十幡亮汰、松本剛、清宮幸太郎、万波中正、マルティネスと固定し、流れを呼び込もうとしているがなかなか機能せず。長いトンネルを出てこられない日本ハムの戦いぶりには球界内からも様々な考察の声が出ている。

 日本ハムOBの岩本勉氏は26日に更新した自身のユーチューブチャンネルの中でこの日の試合について言及している。

 様々な試合展開を振り返る中で、7月は8連勝を含む、15勝2敗と破竹の勢いで上位チームを追い上げている楽天に関して「先発、4番、抑えが成立している」とコメント。

 この日、6回6安打とヒットを許しつつも1失点と粘りの投球で5勝目をあげた早川隆久、今季5度目となる1試合2発を放ち、チームを勝利に導いた主砲の浅村、9回のマウンドを託され先頭の打者に死球を与えながらも無安打に封じた渡辺翔太と役割分担が明確になっていることで安定した戦いができていると分析。

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