「バッテリーの好循環が生まれている」敵地3連戦で接戦を演じた日本ハムに球団OBが賛辞
オリックス3連戦の初戦では上沢(写真)が好投。岩本氏は投手陣と捕手の古川を評価した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今月、5連勝を記録するなど、チーム状態が上向いている日本ハム。8月18日からのオリックス3連戦では勝ち星こそ挙げられなかったものの、首位チームを相手に好ゲームを繰り広げた。
初戦は現在、チーム勝ち頭の上沢直之が9回まで投げ抜き1失点と力投。オリックスの山下舜平大との見ごたえのある投手戦となり、3回以降、試合はゼロ行進が続き、1対1のまま延長12回引き分けに終わった。
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続く2、3戦目は敗れたものの、0対1、1対2といずれもロースコア、最少得点差での接戦を演じている。それぞれ先発マウンドに上った伊藤大海、上原健太も最終盤までオリックス打線を相手に好投、リリーフ陣も含め、投手陣の安定したパフォーマンスが目立った。
連勝のまま敵地に乗り込み、勝利まであと一歩という展開が続いたことで、さらに今後への期待を膨らませたこの3連戦。結果こそ出なかったものの、日本ハム球団OBからもその戦いぶりに賛辞が贈られている。
「ピリピリするような緊迫する試合がそこにあった」
そう話すのは現役時代、日本ハムに16シーズン在籍し通算63勝を記録した岩本勉氏だ。YouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』を8月20日に更新、3試合を振り返りながら、両チームのプレーへの見解も語っている。
岩本氏は、3連戦で先発した上沢、伊藤、上原、さらにマウンドに上ったリリーフ陣に対し「投手陣の凄くレベルアップした部分が見えた」と称えており、さらに「バットでもアピールが続いている古川(裕大)。彼のマスクかぶっている時の防御率はえげつない」と力説。「バッテリーの好循環が生まれている」と評している。