「あと2年は必要」快進撃続く新庄ハムで球界OBからも指揮官の契約延長に後押しの声が出る理由

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最近では選手再生手腕も注目を集める新庄監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムは2日のオリックス戦(エスコンフィールド)に6-3と勝利。清宮幸太郎の一発を含め、移籍組の郡司裕也が快音を響かせて猛打賞と存在感を示した。

 新球場初のルーフオープンとなった試合で選手たちが躍動した。1点を追う3回二死満塁の場面では故障離脱し、先に復帰したばかりの浅間大基が2点適時二塁打を放つと、続く郡司も左翼線へ2点適時打で続く。最後は2点リードの8回一死からこの日、2番に入った清宮幸太郎がジェイコブ・ワゲスパックの高めに浮いたカットボールを捉えて、3号ソロをマークした。

【動画】2日は新球場初の屋根が開かれた試合となり、3回二死満塁から浅間が値千金の適時2点二塁打を放った





 特に中日から6月末に交換トレードで中継ぎの山本拓実とともに移籍してきた4年目捕手の郡司は初のお立ち台に「ずっと立ちたいと思ってました」と初々しく喜びを噛み締めた。

 これまでも阪神から獲得した江越大賀など、移籍した選手をアシストすることに定評のある新庄監督が再び見せた「再生術」にファンからも支持の声は高まっている。今後は一塁起用なども視野に活躍の場を広げていくつもりだ。

 また快進撃を続けるチームでは先に新庄監督が「続投」に意欲を示したことも話題を呼んでいる。6月27日の西武戦(沖縄セルラースタジアム那覇)前に報道陣と会話を交わす中で、自身の任期に関して「俺はマックス3年かな。もちろん(今いる選手たちを)完全燃焼させたいっていう。全てにおいて。最終的には僕、野球が一番好きだから」と続投への思いを口にしたという。

 この発言について球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は1日に更新した自身のユーチューブチャンネルで日本ハムの監督問題について触れている。

 まず高木氏は徐々に上位を狙うようになってきたチームに関しては「あと2年だな、4年目に優勝すると思うよ」と新庄監督が就任4年目にして、花を開かせるのではないかと予言してみせた。

 また、これには一定の条件もあるという。昨オフも好打者、近藤健介をFAでソフトバンクに移籍させてしまったが、今季も左腕の加藤貴之などすでにFA権を取得した注目選手もいる。これら「FAを獲った選手が出ていかなければ、あと2年たったら優勝するよ」と球団として引き留めも必要と語った。

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